手間のかかる片づけ作業。いっそ業者にお願いしたい・・・という考えは浮かぶものの、見せたくない現状をさらさなくてはならず、恥ずかしさもあるもの。プライバシーにかかわる話にもなるのでは・・・と心配や抵抗感もあるのではないでしょうか?

ここでは事前に検討しておくべきこと、注意点の解説を通じて、安全安心に、あなたピッタリの業者を選ぶためのコツについてご紹介します。

片づけ業者を頼む前に、知っておきたいこと

もともと「片づけ」という言葉が実に幅広い意味で使われているため、片づけ業者と一口にいっても対応内容が大きく異なります。依頼したい作業に応じて業者を検討しましょう。業者の種類は大きく分けて3種類です。

環境整備型

自分(自社)で整理しやすくするための助言やアドバイスが欲しいなら、主に整理術のプロ資格を持つ個人事業主または法人となります。クライアント自身、またはその場にいる人たちにとって維持しやすい仕組みを作れて改善提案ができる。いずれクライアント自身で改善できるよう導き促すことも可能です。

家事代行・掃除型

とにかく急いでキレイにしてほしいという場合には、家事代行や掃除会社がお勧め。見栄えを整えて安全を確保してくれます。コストは安いですが家事の延長であるケースも多く、一般的にはクライアントの行動・動線を考慮しないため効果は一時的です。リセットのために定期的に訪問をお願いする必要が生じます。

不用品処分型

不用品引取を専門に行っている専門業者。主にゴミ回収をする業者・買取まで兼ねる業者もあります。環境整備や家事代行型の会社と連携している場合もあります。

業者に依頼できること、できないこと

ここからは主に、1-1環境整備型の片づけ業者に関して取り上げます。

業者が対応できるのは廃棄・選別作業のサポートや、目標設定・定位置ぎめの部分までです。物の要否の判断とリセット(毎日の使ったら戻す作業)ができるのは本人・家族・社員など、その場で過ごす人達だけである点は気をつけましょう。選別と使用頻度の判断は原則、本人同席の上で行いますが、クライアントにとってやりやすい方法も併せて助言していきます。

ただし、都度頼める経済力があるなら、家事代行を定期的に呼んでリセットする方法もあります。

業者選びの際にチェックすべき項目

色々な方がサービスを提供していますが、業者によって特色が大きく異なります。ご自分の価値観にあった人を選びましょう。

指導スタイル

  • 先生型
    先生と生徒のような関係性で助言を行う業者。指示されるほうが性に合ってい方、指示を受けたい方に向いています。
  • パートナー型
    クライアントに伴走しながら、必要に応じてクライアントが選ぶ・気づくための「質問」を投げたり、助言をしたりするタイプ。ご自身で決めたいと考える方、自主性がある方に向いています。

先生の特徴・ポリシー

指導する内容は千差万別です

  • 美的収納型
    既にある程度整理(不用品の排除)が進んでおり、インテリアや収納にさらに美しさを求める人向け。インテリアコーディネーター系の知識経験をもつ業者、自身が美空間に住んでいるプロ、魅せるコツを発信しているプロが望ましいでしょう。
  • 効率型
    インテリアや収納的な美しさよりも、むしろ生産性や時短、節約を求める人向け。なるべくコストをかけず、今あるものを駆使しながら極力進めていきます。
  • 指示だけ型
    作業を請け負わず、指示出し・助言だけのスタイルのプロの方も多数いらっしゃいます。

依頼対象が絞られている場合もあります。

①オフィス向け ②個人宅向け ③遺品整理

①多人数の資格者を入れ、短時間でボリュームの大きな作業にも対処できる業者 ②マンツーマンをポリシーとする業者 等

■あなたにピッタリな片づけ業者を選ぶには?

整理術は日々の習慣・価値観に大きく影響するため、双方の相性がとりわけ重要となります。価格だけで選ぶのは避けたほうが無難です。あなたの意思や感情を尊重してくれたり、価値観や状況を深く理解しようとしてくれるか、要望や価値観に沿って対応くれるか否かを見極めましょう。

業者の理念・ポリシーに共感できるか

・HPを見たり書籍、ブログ、メルマガ等を読む
理念やポリシー・経歴がわかることが多いです。そこに共感できそうか。

・セミナーに出てみる。
依頼を迷うなら、業者主催のセミナーやイベントに出てみるのが確実。人柄やポリシーが判ります。
運よく受講生特典で割引になる場合もあります。

柔軟に応対してくれそうか

・クライアントにとってのベストを考えてくれるかどうか。
不必要な場合は(業者にとっては利益にならなくても)「必要ない」と言ってくれる人。

・クライアントの感情面・状況を把握しようとする姿勢があるか。きちんと耳を傾けてくれそうか。

・クライアントの要望に沿ったやり方や、複数の選択肢を提案してくれるか。
(本人同席でないとNG、代行はNG等。自社のこだわりを出してくるところも少なくない)

金額が相場感にあっているか。

業界的には時給換算が多く、平均値はおおよそ5000円/人、経験豊かなプロはさらに高額を設定しているケースも多いです。一見高いと感じられる金額ですが、ここには作業の詳細計画・書類作成・各種調査・クライアントや他の作業メンバーとのやりとり等、目に見えない作業も含まれています。

個人と法人(チーム)の違い

有資格者のチームとなっている業者もあります。
複数人数で色々なスタッフが迅速に対応してくれる安心感がある一方、代表が直接対処しないケースも多いです。

一方で個人事業主の場合は代表自ら対応してくれる安心感があります。きめ細やかさと丁寧さがウリです。

コストを少しでも下げる方法


明らかに不要と思われるものは先に捨てる・あげるなどして排除しておきましょう。どちらにせよ選別はクライアントの判断がないとできません。不用品が少なければそれだけ、選別の工数や運搬料を減らすことができ、仕事・日常をラクにするための仕組みづくりに作業費に充てることができます。

オフィス系什器や大物、エレベーターを使う部屋の場合は解体工賃がかかる場合があります。もし可能なら事前に解体しておいたり、市のリサイクル施設に持ち込むなどもお勧めです。

 

一方、不用品業者をお願いしたい場合は整理術のプロ経由でお願いするか、知人が依頼してよかった業者を紹介してもらうのが安心。このときリサイクル対応可能な業者を選ぶことによって、買取金額と相殺して処分コストが下げられる場合があります。

なお、不用品業者は処分量が確定してからのお見積がお勧めです。あれもこれもと後出しがあると、業者が警戒して大き目なトラックを手配するなど、価格が上がってしまうケースがあります。

まとめ

片づけ業者も環境整備型、家事代行・掃除型、不用品処分型と色々あり、さらに業者によって対応している内容が千差万別です。あなたが必要とする作業、希望するスタイル等に応じて選定するのがお勧め。HPで理念やポリシーを確認しつつ、ブログをよく読んでみる、セミナーに出てみる、電話やメールでやりとりしたりしてみましょう。

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