本や冊子の選別・収納が苦手というお声は非常に多いです。学習意欲の高い方ほど思い入れも強く、形状はさまざまで重量もあるため難易度は高いといえるでしょう。この記事では悩ましい本や雑誌の管理方法についての選別・管理のアイデアを紹介します。

大量に本を保管するのは危険なことも! 

床に大量に置いてあるというお困りもちらほら耳にしますが、本は重いので要注意です! 

大量の書籍を残して旦那様が亡くなられたお宅の2階に上がったことがあります。1階では何ともないのに2階に上がると気持ちが悪くなる。部屋の片隅に積まれた大量の本で床が傾いていたのが原因でした。床が傾いた環境で生活を続けると健康に影響が出ますので、本の持ちすぎ、偏りすぎに注意しましょう。 

購入の前に「形に残さない」手段の検討を:オーディオブック、図書館、電子書籍 

本は手ごわいため、整理に手間をかけたくないなら「形がない」手段が最強です。 

  • オーディオブック 
    →移動中や家事をしている間でも聞くことができるので、積読が多いなら試してみるのも良いと思われます。 
  • 図書館 
    →ちょっと興味がある程度や、緊急度が高くない本ならおすすめです。急ぎでないものは予約・蔵書リクエストで借りて目を通し、繰り返し読みたい、または急ぎの本だけを買うのもよいでしょう。
  • 電子書籍 
    →電子書籍アプリ(Kindleなど)ならスマホやタブレットで何冊でも読むことができ、軽量で紙よりも少し安価なものもあります。

既に持っている本の対処法:定量管理・手放しかた・大量保管の最終手段

電子書籍アプリで読むと目が疲れる場合にはどうしても本として持つことになりますが、この場合は定量管理、つまり持つ上限を決めるのがおすすめです。 

本を選別する基準は??

どのアイテムでも一緒なのですが、本の場合に基準の1つとなるのが

残す本を選ぶ基準

  • 繰り返し活用しているか
  • 入手困難かどうか。

仕事や学びなどでくりかえし活用しているか、読み返しているかをチェックします。おそらくはそう多くないはず。そういったものを優先して定位置を確保します。

卒業アルバムや文集、思い出系、学術系、レアな本など入手困難なものは、キープ。
※ただし、自身や近しい人の作品が掲載されていない、思い入れのないものは処分対象でOK

手放すことができる本

  • もう読み返さないなと思う本
  • つまらなかった本
  • 図書館や書店で再度、手に入りそうな本

本が多いなら、思い入れの薄いものからキープする必要があるかどうかを見直しましょう。イザとなれば買ったり借りたりできます。

捨てればいい、と考えようとしたってそう簡単にはいかないのが普通。しかし私たちが読書にかけられる時間は限られています。管理を最低限に、限られた時間を割くのにふさわしい本を選びとるためにも、今持っている本を読破するのにかかる時間を試算してみるのも一手です。

→ 今持っている本を読むために必要な時間を試算するには?

定量管理のポイント 

  • 「この本棚、この段に入るだけ」などと量を決める
  • 決めた場所からあふれそうになったら選別する 

すでに持っている本を少しでも見栄え良く並べるコツ

文庫、新書、A5などサイズや大きさごとにそろえるだけでも見栄えが整い、1・2冊くらいは入る隙間ができます。 

ただ、どうしても本はカバーの色もサイズもバラバラとなるため、見栄えを整えるには難易度が高いといえるでしょう。こだわりの同業者の中にはファイルボックスに入れたり、白カバーをすべての本にかけたり・・・と極めている人もいました。確かに美しく見えますが探しにくく手間もかかるため、どこまでこだわりたいか?で判断しましょう。

本の手放しかた 

おつきあいが多い方・経営者・物書き学術系の方からは寄贈本が多いといったお声が多く寄せられます。ご興味ないジャンルの場合は(贈り物と同じで)お気持ちだけ受け取っておく考えかたもあるでしょう。 

手放す手段としては、リサイクル店・宅配買取・寄贈が一般的。 

特に専門書などは扱いに困りがちですが、母校や地元の図書館・施設に電話するなど、直接交渉すれば寄贈許可が取れる場合もあります。最近は学術書や専門職用の書籍を買い取ってくれる業者も少しずつ出てきています。

やむをえず大量の本を保管する最終手段

夫は本をほぼ手放せず自宅はコンパクトなため、最終手段として屋外用のふたつきコンテナをベランダに2箱準備、45Lポリ袋で本をくるんで長期保管をしています。10年経過した時点で中身を確認したところ、予想よりキレイな状態が保たれていましたが、15年超経過後に見てみたところさすがに色あせ・砂の混入がありました。1F屋根つきベランダの一例ですが劣化のしかたは保管状況・特に日当たりや本の材質にもよりますので、まねする場合は自己責任でお願いします。 

どうしてもスペースを確保できなければ、トランクルームの活用も一手です。 

たまりやすい雑誌の選別・管理方法

雑誌・冊子の選別、増やさない工夫 

書籍に比べてトレンドや情報の鮮度に左右されやすいのが冊子類です。また自分自身の興味関心も意外と変わるため、書籍よりも選別が進めやすいと見込まれます。雑誌は買取が厳しい側面もありますが、表紙がしっかりしているムック本などの雑誌はあきらめずにリサイクル店に持ち込むと、わずかながらお値段つくこともあります。

雑誌の数ページだけが必要で、他は不要というときの対処法 

分厚い雑誌のうち、数ページだけが必要で残りは不要ということはありませんか?気になる数ページだけを切り取って保存できれば省スペースになります。切り抜きの扱いですが、1か所にきちんとスクラップできるなら全く問題ありません。ただスクラップを忘れてメモがどこかへ行ってしまう、くしゃくしゃになるというお困りがもしあるならスマホのメモアプリで写真を撮って放り込んでおくのがお勧め。メモアプリの中にタグ付け機能があればぜひ活用しましょう。当方はEvernoteをよく使っていますが、検索も管理もペラペラ数枚よりはるかにラクです。

冊子類の管理のコツ 

保管期限を意識しないとどんどんたまるので、たとえば過去●年分キープと決めていただけると増えすぎずに循環させることができます。 

  • 定期購読の業界紙・雑誌など 
    →キープする期間を決めて管理するのがおすすめです。
  • 通販カタログ 
    →有効期限もありますので、最新版のみキープしましょう。
  • 雑誌類の収納 
    →分厚いものなら本と同じく、大きめのブックエンドや仕切りの活用を。もし薄くてうまく自立しない場合にはファイルボックスに入れてまとめるとラクです。

今日もここまでお読みくださりありがとうございます。

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つい増えてしまう本や雑誌の整理収納 ” に対して1件のコメントがあります。

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