少し前になりますが、2024年度も
戸田市役所様でのOJTリーダー(教育係)研修を無事に終了することができました。

7年連続で担当させて頂き、身に余る光栄です。

教える側の伝え方で、後輩のやる気や成果が変わる

教えるスキルは、なかなか教わる機会がありません
でも、教育係のスキルによって、
後輩のやる気や成果にかなりの差が出てしまうことはご存じでしょうか。

そのバラつきを抑え、自ら考えられる人材を育成するために

  • 教育以前に必要な心構えとは?
  • 教育の効果的な順番と段取り
  • 効果的な叱り方、ほめ方
  • 自発性を促すコーチングの基本

などを4時間構成で、ワークやロールプレイをたっぷり交えて体感していただきました。

過去自分が経験してうまくいったこと、いかなかったこと、激しく落ち込んだこと
現在客先から聴いていること、現場のコミュニケーション面で痛感、心がけていること を、
講義にはふんだんに取り入れ、実例を交えての解説を心がけています。

受講生の皆様から、次のようなご感想を頂きました。

事例も挙げながら説明して下さったので、理解しやすかったです。
すぐに実践できそうです。

ロールプレイをはさみながら、体験型の研修で頭に残りやすかった。
今後に活かせる学びを多く得られました。

テンポ良くテーマが進み、興味を持つことができた。

改めてOJTの基本を振り返ることができた。

補足の話がとてもためになる内容でした。
新人にとって一番身近な存在であることの自覚を持てました。

自走できる人財がなかなか育たない、非常に悩ましい現状

私は正社員勤務の3社で10数名のOJTを任された経験があります。
主に男性または年上の派遣が対象でした。
その後、激務で体調を崩してやむを得ず転職、非正規の立場で3社に勤めました。
逆に年下の正社員からOJTを受ける機会もあり、「教える」「教わる」両方を豊富に経験しています。

その経験は男子2人の育児やコミュニケーションに非常に役立っており、
改めて、部下の教育と子供の教育は本当によく似ていると感じます。

現在は小オフィスの環境整備や院内整備をメインに活動していますが、
私自身は人見知り傾向にありながら、
なぜか非常に幅広い年代とのコミュニケーションが求められることをしています。

  • お客様・仕事関係者 = 50代以上が多い
  • 事務所や医院のスタッフさん = 20~30代が多い(Z世代含)
  • 作業同行してもらう同業者 = 40~60代

環境整備は組織内のルールづくりや仕事の流れと密接にからむため、
組織内の人間関係に関する話を耳にする機会が自然と増えてきました。


近年はスタッフさまと一緒に動くことも増えており、時にはOJTに近い指示出し、というより、
教育して!とまでリクエストまで頂くことも・・・
どう接するべきか?経営者も深く悩んでおられる現状を痛感しています。

  • 関心のない人に、どう協力を促すか
  • 自走できる人にどう育てるか

というのが、どの経営者・管理側にとっても非常に大きなテーマのようです。

一方で他人の言動は変えられないため
こちらからのアプローチを工夫するしかありませんが、
スタッフが動かなくては事業が成り立たないのが非常に悩ましいところです。

だからこそ、新人が上手く育つかどうかは教育係にかかっており、
教育係のスキルアップやフォローへの重要度が増しています。


ぜひ効果的な促しかた・伝えかたを知ってほしいと願います。

Z世代に対する心構えと対処アイデア

ここ2、3年、新人の行動傾向が大きく変わって困惑している・・・
とのコメントも複数の経営者から耳にしています。
OJT研修後にも同様のご質問を頂きました。

  • 自分で考えようとしない、自分からは動かない(強烈な横並び傾向)
  • 怒られ慣れていない。ヘタに注意すると離職しかねない
  • こんなの常識なのに・・・(常識が通じない)
  • ここまで指示を出さなくてはアカンのか・・・!

一方で、若い世代には特に悪気がないことも少なくないようです。
私も数回経験しましたが、アプローチ方法を変えれば
案外動いてくれる余地もあるのかも?とも感じています。

工夫例

  • 超具体的に1つ1つ、細かく指示出しをする
  • 一発で覚えることを期待しすぎない。くり返し伝える必要があると心得る。後輩にメモを取らせる習慣づけを試みる。
  • 自分の常識、相手の非常識と心得る。当然と思っても言語化して理由と共に伝える
    可能なら、本人にとってのメリットデメリットを前面に押し出せれば効果的。
    (例:遅刻の可能性が判明したら、必ず事前に○○に電話で伝えてほしい。
     連絡なく遅れてしまえば、客先や取引先へ与えるあなた・会社の印象が非常に悪くなる)
  • 仕事に慣れてきたら「あなたはどう思う?」と逆に質問し、自分で考えさせる機会を与える

さいごに

他人は原則コントロールできないため、自分の考えや言動を変えるしかありません。

世代間ギャップがあるとさらに難易度があがりそうですが、
相手の話をきいて観察しながら価値観・行動傾向に沿ってアプローチを工夫すること、
何より「この人にも、きっと伝わる」と
あきらめない姿勢こそが大事なのかもしれない
、と感じる今日この頃です。

教育係への研修にご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

今日もここまでお読み下さり、ありがとうございます。

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